NAVIGO編集部が、Google公式情報をベースに「MEO対策(ローカルSEO)」と「MEO広告(ローカル検索広告)」の違いを、実務で使える形で整理しました。検索クエリ「MEO広告」で上位表示を狙う構成・用語設計です。
目次
要約(忙しい人向け)
- MEO対策=無料の自然表示。順位は「関連性・距離・知名度」の3要素で決定。お金で順位は買えない。
- MEO広告=有料の広告枠。Google検索やGoogleマップに広告として表示でき、電話・経路など来店アクションに直結しやすい。
- まずはビジネスプロフィール(GBP)を正確&充実させて土台化し、繁忙期や競合KWは広告で取り切るのが王道。
目次
- 用語整理:MEO対策とMEO広告
- 一目でわかる比較表
- MEO対策の核心(Googleの公式見解)
- MEO広告(ローカル検索広告)の仕組み
- NAVIGO推奨フロー(土台→ブースト)
- よくある誤解と注意点
- 予算と効果設計
- 成果最大化チェックリスト
- SEO用メタ設定(推奨)
- 参考:Google公式リンク集
用語整理
MEO対策(ローカルSEO)
Googleビジネスプロフィール(GBP)を正しく整備し、ローカルパック/Googleマップの自然結果で上位表示を目指す施策。順位は関連性・距離・知名度の組み合わせで決まり、金銭では左右されません。
MEO広告(ローカル検索広告)
Google検索やGoogleマップに、店舗拠点を広告として表示できる配信。住所・営業時間・写真・「経路」や「電話」ボタンなど、来店に直結する要素を強調できます。場所アセット(拠点連携)が必須で、クリック等のアクションに応じて課金されます。
一目でわかる比較表
| 観点 | MEO対策(自然) | MEO広告(有料) |
|---|---|---|
| 目的 | 自然上位で安定集客 | 需要の山を取りにいく即効集客 |
| 表示面 | ローカルパック/Googleマップ(自然結果) | 検索結果・Googleマップ等の広告枠 |
| 仕組み | 関連性・距離・知名度で順位決定(課金不可) | 入札+品質で配信(クリック等で課金) |
| 事前要件 | GBP整備(正確な情報・写真・営業時間 等) | 場所アセット連携、ビジネス確認(ベリファイ)推奨 |
| 即効性 | 中〜長期 | 高い |
| 継続性 | 資産化しやすい | 予算停止で配信も停止 |
MEO対策の核心(Googleの公式見解)
- 順位は3要素:関連性/距離/知名度(著名性)。ビジネス情報(カテゴリ・サービス・商品・属性等)を充実させるほど「関連性」が上がります。
- お金では上がらない:Googleは自然順位の売買を認めていません。
- やるべき基本:
- 正確・最新のプロフィール(住所・カテゴリ・営業時間・サービス/商品・写真・投稿)
- 口コミの獲得と返信(インセンティブ誘導は不可)
- ガイドライン遵守(虚偽や誤解を招く表示はNG)
MEO広告(ローカル検索広告)の仕組み
- 配信面:Google検索/Googleマップ(ピン・一覧に広告表示)/Waze等。
- 必須要件:Google広告で場所アセットを有効化(GBPと連携)。確認済みのビジネスプロフィールからマップアプリ経由で広告開始も可能。
- 課金方式:電話・経路・サイト・拠点詳細へのクリック課金。
- 効く理由:「近くの〇〇」など来店意図が強い検索に露出し、経路・電話がKPIへ直結。
まず何から?—NAVIGO推奨フロー
- GBPのベリファイ&整備:ビジネス確認(Verification)を完了し、情報を正確・最新に。
- MEO対策の土台化:カテゴリ最適化/主要サービス・商品登録/写真充実/営業時間・属性の整備/投稿運用/口コミポリシー(依頼はするがインセンティブは禁止)。
- MEO広告でブースト:繁忙期・競合激戦KW・新店立ち上げで予算投下。電話・経路を重視した入札&コンバージョン設計。
よくある誤解と注意点
- 口コミをお金で集める?→NG:インセンティブによる誘導はポリシー違反。
- 不適切な口コミは消せる?→条件付き可:ガイドライン違反は報告・削除の対象。
- 住所やカテゴリの“盛り”は?→リスク大:ガイドライン違反はプロフィール停止・不承認の原因。
予算と効果設計(実務ポイント)
- MEO対策:主に人件費・運用工数。中長期で「デジタル基礎体力」を高める投資。
- MEO広告:クリック課金。電話・経路・サイトの行動別CVを計測し、営業時間×商機で入札調整。